教職員インタビュー

浜松学芸高校での3年間、
友人たちと思いきり青春を楽しみました。

担当/養護 小池 杏夏 教諭

小池教諭 近影

小池先生は浜松学芸高校での高校時代、何に力を注ぎましたか?

高校時代は、学業と部活動の両方に力を注ぎました。学業面では、特に苦手科目の克服に取り組み、わからないところは先生へ積極的に質問したり、何度も問題を解きなおしたりすることで理解を深めるよう努めました。部活動では、バスケットボール部のマネージャーとして、選手が練習に集中できるよう周囲に気を配り、環境づくりを大切にしてきました。バスケットボールは未経験だったため、ルールやスコアの書き方を覚えるところからでした。わからないことにも前向きに挑戦する中で、新しいことに取り組む積極性やチャレンジ精神を身につけることができたと思います。

高校時代にどんな思い出がありますか? 3年間でどのように成長したと思いますか?

体育祭や文化祭などの行事で、友人や先生と一緒に思いきり青春を楽しみました。また、高3のときには、放課後に毎日友人と受験勉強に励みました。受験のプレッシャーに涙することもありましたが、共に頑張る仲間の存在が心の支えになり、放課後の勉強時間が私にとってはむしろ楽しみになっていました。そうした日々を通して、人とのつながりの大切さや、努力することの楽しさを実感しました。そして、「ひとりで抱え込まずに頼ること」や「最後までやり抜く粘り強さ」が、自分の中にしっかり根付いたと感じています。

教師という仕事を選んだ理由や、母校で働くことを決めた理由を教えてください。

自分がそうしてもらったように、体も心も不安定な時期を過ごす生徒たちにとって、頼れる大人のひとりでありたいと思ったことが、養護教諭を目指した理由です。特に私自身がその大切さを強く感じたのが高校生のときだったので、自然と母校で働きたいという気持ちが芽生えました。

高校時代の経験が現在の仕事にどうつながっていると思いますか?

高校時代に友人や先生と一緒に思いきり青春を楽しむ中で、たくさんの感情を経験しました。その豊かな感情の記憶があるからこそ、今、生徒の気持ちを少しでも感じ取ることができ、共感できるようになったのではないかと思っています。

現在、生徒に対して特に力を入れて指導していることを教えてください。

私が特に力を入れて指導しているのは、規則正しい生活習慣を身につけることです。具体的には、十分な睡眠時間の確保、質の良い睡眠をとること、そして朝食をしっかり摂ることを大切にしています。元気が出ない日もあると思いますが、まずは身体を整えることで、心の状態や集中力にも良い影響が出ると考えています。勉強や学校生活を前向きに楽しめるよう、生活の土台づくりに関して特に力を入れて生徒に伝えています。

高校3年間を通して生徒にどのような力を身につけてほしいですか?また、身につけた能力を将来にどう役立ててほしいですか?

3年間を通して、生徒のみなさんには「自分を大切にする力」を身につけてほしいと思っています。心や体の声に耳を傾けて、無理しすぎず、つらいときには誰かに頼る。そんな“やさしさ”を持っていてほしいなと思います。それに加え、踏ん張るべき時にはしっかり向き合う力も大切にしてほしいです。その姿勢はきっと、これからの人生でも支えになると思います。やさしさと強さ、どちらも大切にしながら、自分らしく幸せに生きていってくれたら嬉しいです。

改めて、浜松学芸高校にはどんな魅力があると思いますか?これから入学する人に向けてメッセージをお願いします。

浜松学芸高校は、愛にあふれた温かな雰囲気の学校だと思います。時代とともに設備や教育内容は進化していますが、「人を大切にする姿勢」や「一人ひとりの個性を尊重する文化」は、私が在学していた頃から今も変わらず受け継がれています。
これから入学する皆さんには、きっと素敵な仲間や先生との出会いが待っています。どうか、自分の夢や“好き”を大切にしながら、充実した高校生活を送ってください。