生徒の成長に寄り添える実感が、
教師としての私の原動力です。
担当教科/理科 髙力 崇 教諭

髙力先生が、高校の教師になろうと思った理由を教えてください。
私は両親や祖父母、叔父も皆教師という、教員一家で生まれ育ちました。自分の近くで働く大人の姿は教員しかなかったためか、子どもの頃の私は教員以外の仕事にあこがれを持っていたように思います。実際に大学進学するまでは教員を目指していなかった(研究者を目指していた)のですが、大学の研究室が主催した中高生向けの実験教室でTA(ティーチングアシスタント)を務めたとき、教えることに楽しさと喜びを実感し、これがきっかけで結局は教師の道を選びました。
浜松学芸高校で学ぶ生徒たちにどんな力を身につけてほしいですか?
私はこれからの時代を生きていくために、自ら問題を発見し、それに立ち向かっていく力が必要だと考えています。担当する理科の授業や特進演習GATEを通して、生徒たちには話し合いから生まれるひらめきや相手に伝えることで深まる理解、自分で解けたという感覚を大切にしてほしいと思っています。これらの経験は教科の枠を超えて、これからの時代に必要な力を伸ばしてくれるはずです。
授業の中で特に力を注いで指導していることを教えてください。
まずは、科学的知識を着実に身につけ、原理に基づいて考える力を養ってほしいです。その上で、複雑な事象でもさまざまな基礎知識を持ち合わせて統合的に考え、その本質を見抜けるようになってほしいと思います。授業は講義によるインプットの時間だけでなく、演習などのアウトプットの時間をなるべく増やすことで、生徒自身が考えたり、説明したりする時間を多くとるようにしています。
高校での理科の学びが、これからの時代にどう役立つかを教えてください。また、身につけた能力を活かして社会でどう活躍してほしいですか?
何か問題に直面したときは、その問題について筋道立てて論理的に考えること、複雑な事象でも様々な知識を持ち合わせて統合的に考えることが大切です。これは理科学習の根幹をなすものですが、これからの時代を生きていく上でもとても重要だと考えています。
また、現代社会を支えている科学技術は先人たちの知識と知恵の上に成り立っています。その原動力になっているのは、知的好奇心(科学的な探究心)です。理科好きな生徒たちの力で、そのフィールドをさらに広めていってほしいと思います。
教師という仕事をする上で、特にやりがいを感じるのはどのような時ですか?
生徒から「わかった!」とか「そういうことか!」といった声が聞かれるとき、生徒の成長に寄り添えたという強い実感が持てます。それこそが私の仕事の原動力だと思っています。
浜松学芸高校にはどのような魅力があると思いますか?
豊富な知識を持ちしっかりとサポートしてくれる教員や様々なコースで共に学び合う仲間の存在など、気持ちさえあれば、どんなことにもとことん取り組める環境が揃っているところが魅力だと思います。
浜松学芸高校への入学を検討している人に向けて、メッセージをお願いします。
浜松学芸高校で自分の好きなことを見つけ、勉強も探究活動や部活動も、とにかく一生懸命やってみませんか。私たちは一生懸命取り組む皆さんを全力でサポートします!