高校教育

芸術科 書道コース

理論と実技の両面から書を学ぶ。

文字を芸術的な美の対象として、漢字や仮名を素材に自らの感動や個性を表現する芸術である書を、深く広く学んでいきます。また、書文化、文字文化を学び、書くことに対する知識を深めます。

考えて書くことの実践。

書の美を構成する要素や書の美しさとは何かを考え、適切な鑑賞能力を養います。筆の接触から離脱まで、一画一画の表現に何を込め、何を求めるのか、また、一枚の作品にどのような表現世界をつくり上げるのかを考えて書くことを実践します。好きなことを深く追求しながら人間的な成長も図ります。

社会とのかかわりの中で発信する思考力を醸成。

校外学習で筆・硯・紙の製造工程を学び、書と現在の状況や、発信方法について想いを巡らせます。書き初め教室を実施し、地域社会に根差した活動の中で、発信する力やコミュニケーション能力を養います。

教育プログラム

「書道」とひと口に言っても、漢字や仮名など多様な表現の分野があります。大学進学後やその先にどのような分野に興味を持ったとしても対応できるよう、高校時代の3年間で幅広い分野の基礎づくりを行います。「漢字の書」「仮名の書」「実用の書」「篆刻・刻字」を網羅したカリキュラムの幅広さが、書道コースの特徴です。すべての科目を必修科目とし、3年間を通じて基礎から応用までの流れを繰り返しながら技術を向上させます。

カリキュラム(2023年度)

※2023年度予定カリキュラムのため、変更の可能性があります。

専門科目

漢字の書

さまざまな書体の基本や、古典の特徴とともに、漢字を書く際のポイントを学びます。真似るだけでなく古典の歴史から学び、手本の特徴を研究しながら書き進めるところに面白さを感じます。

 

実用

硬筆書写技能検定試験に合格するために練習しました。筆記具によって書き味が違うため難しさを感じましたが、練習を重ねるうちに字が上手になり、やりがいと楽しさを感じました。

仮名の書

命毛を意識して、力強く美しい線を出すことが大切だと学びました。先生は、筆の持ち方や姿勢などを基本から指導してくださいます。仮名の筆使いを漢字の書でも生かすことができました。

篆刻・刻字

篆刻は石などに刀で刻すこと、刻字は木に文字を刻して作品を作ることです。デザインや刻し方などによって個性が出ることや、自分が求めた分だけ良い作品が作れることに面白さを感じます。

授業もイベントも、書道の楽しさがいっぱい!

「知名人チャリティー色紙展」の題字制作を行いました。

地元にゆかりのある画家や漫画家などの色紙を展示する、中日新聞社主催「第40回ふるさと知名人チャリティー色紙展」が、2021年11月に遠鉄百貨店のギャラリーで開催されました。このイベントで展示会名の題字一枚の色紙に一文字を書き、それを組み合わせて題字を完成させました。制作を行った生徒は、「他の人と協力して制作することの大変さや大切さを学びました」と感想を語っています。制作を担当したのが、美術・書道コースの生徒たちです。

アートライブでの即興制作

書道コースと美術コースの生徒が舞台に上がり、即興で文字や絵を書く「アートライブ」。例年は本校のときわ祭で披露されますが、2020年度は浜松市動物愛護教育センター主催のイベントとして行われました。

作品展(クリエート浜松)

クリエート浜松で行われる「作品展」は、3年間の集大成となるイベントです。自分自身のテーマで創作を行い、高校時代に取り組んできた芸術活動の成果を発表します。自分が制作した作品を紹介するギャラリートークも注目です。

宇宙への思いを綴った俳句を揮毫

「小中学生の俳句を静大衛星で宇宙へ」という取り組みに際し、入選者に配られる俳句短冊を書道コースの生徒が揮毫しました。入選者の俳句は金属プレートに印字されて静岡大学の人工衛星STARS-Me2に搭載され、宇宙に届けられる予定です。

イベント・受賞歴

2022年度書道コースの主なイベント(予定)

4月
校外学習
6月
ときわ祭(作品展示・アートライブ)
6月下旬
文部科学省後援書写技能検定
7月下旬
高1クレイワーク実習(陶芸実習)
7月下旬~8月
夏期実技講習会
8月
夏期ゼミ(100 以上の学科講座)
9月
高3作品展(クリエート浜松)
9月下旬
校外学習(東京国立博物館見学など)
11月中旬
文部科学省後援書写技能検定
11月下旬
高2修学旅行
12月下旬
冬期実技講習会
学芸の杜 書き初め教室
1月下旬
文部科学省後援書写技能検定
2月下旬
校外学習
3月下旬
特別講座

2021年度 書道コースの主な受賞歴

第45回全国高等学校総合文化祭和歌山大会書道部門
◆奨励賞/村松 怜
◆静岡県代表出品/大石 くるみ
第45回学芸書道全国展
◆文部科学大臣賞(最高賞) / 布目 華穂
◆会長賞/大石 くるみ
令和3年度静岡県高等学校総合文化祭書道部門
◆県教育委員会教育長賞(最高賞)/秋野 友那
◆県高等学校文化連盟会長賞/田代 愛実
第30回国際高校生選抜書展~書の甲子園~
◆団体 [中部北陸地区] 優秀賞
◆優秀賞/布目 華穂
◆秀作賞/橋本 ふね
第37回高円宮杯日本武道館書写書道大展覧会
◆テレビ朝日賞/片桐 美葵
◆審査委員長奨励賞/大石 くるみ
第65回全国学芸サイエンスコンクール
◆団体 学校特別奨励賞(アート分野 書道部門)
◆旺文社赤尾好夫記念賞(金賞)/櫻井 結羽
◆旺文社赤尾好夫記念賞(入選)/阿部 南萌
第22回高校生国際美術展
◆優秀賞/大石 亜弥佳
第62回全国書道展 (大東文化大学)
◆団体 全日本書道連盟賞
◆大東文化大学学長賞/藤城 涼太郎
◆書道研究所所長賞/大石 亜弥佳
第20回全国書道展 (岐阜女子大学)
部門1(半紙の部)
◆準大賞/秋山 花林・橋本 ふね
◆大学賞/秋野 友那
部門2(半切の部)
◆静岡県教育委員会教育長賞/秋山 花林
◆大学賞/橋本 ふね
今和3年度第67回静岡県高等学校文化連盟西部支部書作展
◆県高等学校文化連盟会長賞(最高賞)/片桐 美葵
第15回全国高校生刻字展】
◆第15回記念賞/布目 華穂
第58回全日本書初め大展覧会
◆審査委員長奨励賞/秋野 友那
第38回中日書き初めコンクール
◆中日大賞/布目 華穂
◆静岡県知事賞/田代 愛実
◆県議会議長賞/阿部 南萌
◆中日準大賞/秋山 花林
◆中日賞/秋野 友那
◆浜松市文化振興財団賞/片桐 美葵
第74回静岡県書道連盟かきぞめ展西部地区
◆県知事賞(学年最高賞)/秋野 友那・藤城 涼太郎
◆県議会議長賞/阿部 南萌
◆県教育長賞/田代 愛実
第43回東海学生書道コンクール
◆県知事賞(最高賞)/阿部 南萌
◆県教育長賞/秋野 友那
◆大賞/大石 くるみ
◆準大賞/田代 愛実
令和3年度静岡県高文連特別表彰
村松 怜(第45回全国高等学校 総合文化祭書道部門奨励賞受賞に対して)
その他(社会的活動)
◆浜松エール飯ロングバージョン書道パネル制作 (主催:浜松エール飯ロングバージョン実行委員会) 秋山 花林・須藤 愛帆・布目 華穂
◆第40回ふるさと知名人チャリティー色紙展 展覧会名揮毫(主催:中日新聞東海本社)
片桐 美葵・金原 梓・羽根田 采音
◆浜松市立萩丘小学校映像による書き初め指導
大石 亜弥生・須藤 愛帆
◆浜松経済クラブ新春交歓会書道パフォーマンス (映像参加)
秋野 友那・片桐 美葵・田代 愛実・本多 真依