理論と実技の両面から書を学ぶ。
文字を芸術的な美の対象として、漢字や仮名を素材に自らの感動や個性を表現する芸術である書を、深く広く学んでいきます。また、書文化、文字文化を学び、書くことに対する知識を深めます。
考えて書くことの実践。
書の美を構成する要素や書の美しさとは何かを考え、適切な鑑賞能力を養います。筆の接触から離脱まで、一画一画の表現に何を込め、何を求めるのか、また、一枚の作品にどのような表現世界をつくり上げるのかを考えて書くことを実践します。好きなことを深く追求しながら人間的な成長も図ります。
社会とのかかわりの中で発信する思考力を醸成。
校外学習で筆・硯・紙の製造工程を学び、書と現在の状況や、発信方法について想いを巡らせます。書き初め教室を実施し、地域社会に根差した活動の中で、発信する力やコミュニケーション能力を養います。
教育プログラム
「書道」とひと口に言っても、漢字や仮名など多様な表現の分野があります。大学進学後やその先にどのような分野に興味を持ったとしても対応できるよう、高校時代の3年間で幅広い分野の基礎づくりを行います。「漢字の書」「仮名の書」「実用の書」「篆刻・刻字」を網羅したカリキュラムの幅広さが、書道コースの特徴です。すべての科目を必修科目とし、3年間を通じて基礎から応用までの流れを繰り返しながら技術を向上させます。
カリキュラム(2021年度)
※2021年度予定カリキュラムのため、変更の可能性があります。
授業もイベントも、書道の楽しさがいっぱい!
ときわ祭「アートライブ」
ときわ祭恒例の「アートライブ」では、書道コースと美術コースの生徒が舞台に上がり、即興で文字や絵を書くパフォーマンスを披露します。企画から本番の舞台進行まですべてを生徒自身の手で行います。

小学生対象の「書き初め教室」
書道コースの生徒たちが先生役を務めて「書き初め教室」を行っています。浜松こども館で恒例イベントとなっているこの教室に、22名の生徒が参加。地域の小学生に書道を指導し、日ごろの学びの成果を発揮しました。

作品展(クリエート浜松)
クリエート浜松で行われる「作品展」は、3年間の集大成となるイベントです。自分自身のテーマで創作を行い、高校時代に取り組んできた芸術活動の成果を発表します。自分が制作した作品を紹介するギャラリートークも注目です。

動物愛護看板制作
浜松市動物愛護教育センターのイベントで使用される看板を、書道コースの生徒たちが制作しました。この看板は動物愛護の活動を啓蒙するためのもので、命の尊さを力強い文字で表現しています。
