高校教育

探究創造科 地域創造 コース

  • ■ 地域密着型の活動によりさまざまな人たちと協働し、将来の地域を創造する人材を育成
  • ■ プロジェクト型学習を通して「1つではない答え」を導き出し、課題解決力や実行力を育成
  • ■ 学力と探究的な学びの両輪をバランスよく構成し、新しい時代の「学ぶ力」を育成
地域の方と協働する機会がたくさんあります。

地域の方と協働する機会が多く、学校以外の場所でも学びを深められることが地域創造コースの最大の特長です。私たちが本気でプロジェクトに取り組むと、地域の方々も本気で応えてくださいます。協働の中で発見することが多く、失敗を恐れずにさまざまな取り組みに挑戦できています。
地域創造コースの学びを通して身についたのは「対話力」です。入学当初は自分の意見を貫くことに意識が向いていましたが、プロジェクトのメンバーや地域の方々と一緒に活動する中で、対話を意識できるようになりました。
今まで学んだことをさらに追求するために、大学では地域政策学部で学びたいと思います。また、その先は地域創造コースで身につけた力を活かし、自分が生まれ育った浜松に関わる仕事に就きたいと考えています。 牧田 心路(浜松市立北星中出身)

探究創造科とは

探究創造科が取り組む文理共創

探究創造科には、「地域創造コース」「科学情報コース」の2つのコースがあります。それぞれのコースの特長を活かしながら進めていくのが、文理を融合した教科横断的・系統的な学びです。ARTの視点を用いたプロジェクトに取り組み、その成果を地域に還元します。

地域創造コースの特長

地域の魅力発信を通じ、多様な学びを実現

地域創造コースは、地域の将来を創造する人材・地域で活躍する人材を育成するコースです。文化や産業・景観や歴史など、地域を構成する多様な魅力の発信に取り組みます。学びの入り口となるのが、「衣」「食」「住」の視点です。プロジェクト型学習によって各分野の様々なプロフェッショナルと協働し、アイディアの構築や商品開発・イベント企画・映像制作などを行い、その成果を地域に還元・発信していきます。
ARTを「アイディアを形にする力」ととらえて、生徒達のもつ多様や表現力を伸ばすことも本コースの特徴です。取り組みの成果を地域に還元するとともに、外部コンテスト等での発信を通じてこの先に必要とされる資質を育成していきます。地域課題の発見からアイディアの構築、そして実践・検証を経て、さらに地域の理解を深め掘り下げていきます。この地域での学びのサイクルを繰り返し、それぞれの進路実現にむけて経験を積んでいきます。

プロジェクト

衣食住の観点からの
地域の魅力発信を通じて、
地域が学びの場に変わる。
〈浜松注染〉
市販シャツの販売に挑戦

「衣」の視点で取り組んでいるのが、地元の繊維産業と協働した「注染浴衣染色プロジェクト」です。1年次に浜松注染染めの技法を学んだり、染色を体験したりするほか、2年次からは注染浴衣の生地を使ってシャツを製作し、市販化をめざします。

〈地産地消〉
おにぎり商品化プロジェクト

地域の「食」をめぐる課題解決に取り組みます。「摘果みかんプロジェクト」では、廃棄されることの多かった摘果みかんに着目し、有効活用につながる商品開発に取り組んでいます。地産地消の促進や、6次産業化などへの貢献をめざします。

〈観光〉
林業プロジェクト

「住」の視点では、住環境の改善や街並景観への関わりを通して学びます。その一つが、地元の木材を使った製作活動です。また、浜名湖の観光ポスターや天竜浜名湖鉄道のPR動画を制作するなど、地域の魅力発信にも取り組んでいます。

「衣食住」の視点で地域の魅力を発信する、
地域創造コースの3年間。
1-2年次

プロジェクト型学習でアイデアを形にする

プロジェクト型学習を通して、アイデアの具現化や、企画・実行・発信力を養います。仲間や地元企業との協働によって、郷土理解を深めます。

注染浴衣
染色プロジェクト
おにぎり商品化
プロジェクト
林業
プロジェクト
2-3年次

フィールド調査を行い地域の課題を発見する

クエストエデュケーションでは、地域のフィールド調査を行い、課題発見・解決に取り組みます。また、外部のコンテストなどで地域の魅力を発信します。

市販シャツ
制作プロジェクト
摘果みかん
プロジェクト
浜名湖観光
プロジェクト
3年次

地域課題の解決に向け協働で企画を実践する

プロジェクトの実行で培った力を活かし、取り組みの発信や後進の指導にあたります。これまでの経験を活かして進路実現に取り組みます。

市販シャツの
販売に挑戦
摘果みかんジャム
の量産化
御前崎
ワーケーション
プロモーション

教育プログラム

■3年間のロードマップ
■カリキュラム(2024年度)
  • ※2024年度予定カリキュラムのため、変更の可能性があります。