高校教育

探究創造科 地域創造 コース

地域との多彩な協働により、アイデアや成果の還元を目指します。
  • ■ 学力と探究的な学びの両輪
  • ■ プロジェクト型学習
  • ■ 地域社会への成果の発信・還元
「自分のやりたいこと」に挑戦できるコースです。

地域創造コースの最大の魅力は、自分のやりたいことにすすんで挑戦できることです。自分だけで考えるのではなく、まわりの人の力を借りながら常に新しいものを身につけることができます。私が特に力を入れてきたのは、観光ポスターやPR動画の制作です。修学旅行先の種子島で行ったポスター制作では、撮るだけで終わらせるのではなく、鹿児島県庁に行って成果報告をすることができました。
今まで何気なく見ていたものを違う視点から見る中で、新しい世界を広げることができるのが、地域創造コースの学びです。このコースでさまざまなことを学び、日常生活の見え方が変わりました。今まで経験してきたことを活かし、卒業後は映像メディア系の学部に進みたいと思います。 和田 優月(浜松市立高台中出身)

探究創造科とは

探究創造科が取り組む文理共創

探究創造科には、「地域創造コース」「科学情報コース」の2つのコースがあります。それぞれのコースの特長を活かしながら進めていくのが、文理を融合した教科横断的・系統的な学びです。ARTの視点を用いたプロジェクトに取り組み、その成果を地域に還元します。

地域創造コースの特長

地域の魅力発信を通じ、多様な学びを実現

地域創造コースは、地域の将来を創造する人材・地域で活躍する人材を育成するコースです。文化や産業・景観や歴史など、地域を構成する多様な魅力の発信に取り組みます。学びの入り口となるのが、「衣」「食」「住」の視点です。プロジェクト型学習によって各分野の様々なプロフェッショナルと協働し、アイディアの構築や商品開発・イベント企画・映像制作などを行い、その成果を地域に還元・発信していきます。
ARTを「アイディアを形にする力」ととらえて、生徒達のもつ多様や表現力を伸ばすことも本コースの特徴です。取り組みの成果を地域に還元するとともに、外部コンテスト等での発信を通じてこの先に必要とされる資質を育成していきます。地域課題の発見からアイディアの構築、そして実践・検証を経て、さらに地域の理解を深め掘り下げていきます。この地域での学びのサイクルを繰り返し、それぞれの進路実現にむけて経験を積んでいきます。

プロジェクト

衣食住の観点からの
地域の魅力発信を通じて、
地域が学びの場に変わる。
〈浜松注染〉
市販シャツの販売に挑戦

「衣」の視点で取り組んでいるのが、地元の繊維産業と協働した「注染浴衣染色プロジェクト」です。1年次に浜松注染染めの技法を学んだり、染色を体験したりするほか、2年次からは注染浴衣の生地を使って、シャツの制作や盆踊りイベントの実施に取り組んでいます。

〈地産地消〉
おにぎり商品化プロジェクト

地域の「食」をめぐる課題解決に取り組みます。「摘果みかんプロジェクト」では、廃棄されることの多かった摘果みかんに着目し、有効活用につながる商品開発に取り組んでいます。地産地消の促進や、6次産業化などへの貢献をめざします。

〈観光〉
林業プロジェクト

「住」の視点では、住環境の改善や街並景観への関わりを通して学びます。その一つが、地元の木材を使った製作活動です。また、浜名湖の観光ポスターや地元遊園地のPRポスターを制作するなど、地域の魅力発信にも取り組んでいます。

「衣食住」の視点で地域の魅力を発信する、
地域創造コースの3年間。
1年

プロジェクト型学習でアイデアを形にする

プロジェクト型学習を通して、アイデアの具現化や、企画・実行・発信力を養います。仲間や地元企業との協働によって、郷土理解を深めます。

プロジェクト型学習
注染浴衣染色
プロジェクト
おにぎり
プロジェクト
林業
プロジェクト
2年

フィールド調査を行い地域の課題を発見する

クエストエデュケーションでは、地域のフィールド調査を行い、課題発見・解決に取り組みます。また、外部のコンテストなどで地域の魅力を発信します。

クエスト実行型学習
創作盆踊りイベント
浴衣DeNight
摘果ミカン
プロジェクト
浜名湖観光
プラン企画
観光甲子園
3年

地域課題の解決に向け協働で企画を実践する

プロジェクトの実行で培った力を活かし、取り組みの発信や後進の指導にあたります。これまでの経験を活かして進路実現に取り組みます。

クエスト実行
注染浴衣イベント
企画・運営
摘果みかん
マドレーヌの商品化
湖西市観光
PRポスター・
動画制作
進路実現

教育プログラム

■3年間のロードマップ
■カリキュラム(2025年度)
  • ※2025年度予定カリキュラムのため、変更の可能性があります。