高校教育

探究創造科 科学情報 コース

01.科学情報/サイエンス・プロジェクト

継続して研究に取り組み、
その成果を校外で発表しました。

東京都立大学で2022年11月に行われた「集まれ!理系女子 第14回女子生徒による科学研究発表会」に参加し、「いつ・どこで野生動物は事故に遭うか? ~事故原因といのちを守る方法~」というテーマで発表しました。研究を進める中で感じたのは、単純な作業を繰り返して続けることの難しさです。それを乗り換えて継続してきたことが一つにまとまり、発表できる形になった時は面白さを感じました。奨励賞を受賞できたことに喜びを感じています。

窪園 悠花
(浜松市立雄踏中出身)

02.科学情報/プログラミング・プロジェクト

プログラムが自分の理想通りに
動いた時は達成感があります。

情報の時間に、JavaScriptで弾幕シューティングゲームを作りました。苦労したのは、バグが発生した際に一つひとつ原因を振り返りながらデバッグ(修正)したことです。そうしたプロセスを経て自分の理想通りに動いてくれた時は達成感があります。
また、最近取り組み始めたのがPythonです。基本を習得し、機械学習を使って、カラスを検知するプログラムを作っています。将来はシステムエンジニアやゲームプログラマーになりたいと思います。

土屋 柊人
(浜松学芸中出身)

03.科学情報/eスポーツ・プロジェクト

eスポーツのイベント運営や、
大会出場に力を注ぎました。

「League of Legends」の大会に出場したり、校内でeスポーツのイベントを運営したりしました。単にゲームで遊ぶのとは違い、大会での勝利をめざしてゲームをするので、緊張感を持って真剣に取り組むことができます。
活動の中で特に意識しているのは、みんなでイベントを盛り上げ、eスポーツに対する自分たちの考え方を発信することです。イベントの参加者に喜んでもらえる接し方を考え、それを実践した経験が、自分の将来につながると思います。

山本 成龍
(浜松市立北部中出身)

01.地域創造/科学情報・共同プロジェクト

池の中にいる生物を調査し、
結果をプレゼンテーションしました。

ヤゴ、コミズムシ、トビケラ、ユスリカなど、静岡県立森林公園の池の中にいる生物の個体数や種類を調査しました。また、調査の内容をグラフ化し、パワーポイントで森林公園の方にプレゼンテーションしました。調査結果で興味深く感じたのは、事前に予想した内容との違いが大きかったことです。また、チームで協力して調査に取り組み、パワーポイントで情報をまとめる工程に楽しさを感じました。人前でプレゼンするのは初めてで難しさを感じましたが、他の高校ではできないような貴重な経験ができたと思います。

楢崎 晃生
(湖西市立鷲津中出身)

02.地域創造/科学情報・共同プロジェクト

生態系の保全を目的に、
外来種の駆除を行いました。

静岡県立森林公園のため池にいる生物の捕獲や記録、撮影を行いました。このプロジェクトは、科学情報コースと地域創造コースが合同で行ったものです。池の底はとても柔らかいため、沈まないように足を上下に動かしながら魚を捕獲しました。池には外来種が多く生息していましたが、全員の協力で多くの生物を捕獲することができました。外来種の駆除によって生態系の保全に貢献でき、達成感を味わいました。

下石 浬
(浜松市立富塚中出身)

これまでの実績紹介

【2022年度 活動内容】
「サイエンス分野」
  • ・しずおか高校生探究学習発表大会
    常葉大学 2023/2/4
    発表テーマ 『いつ・どこで野生動物は事故に遭うか?
    ~意外と多い野生動物の交通事故~』
    準グランプリ 遠州信用金庫賞
  • ・集まれ!理系女子 第14回女子生徒による 科学研究発表会全国大会
    東京都立大学 2022/11/13
    発表テーマ 「いつ・どこで野生動物は事故に遭うか? ~事故原因といのちを守る方法~」
「プログラミング分野」
  • ・ライフイズテックレッスンコンテスト2022冬 優秀賞
    「友人が活躍するバンドの観客をもっと増やしたい!」
「eスポーツ分野」
  • ・令和4年度「子供・若者育成支援強調月間静岡県大会in袋井市」
    袋井市メロープラザ
  • ・全国高校生eスポーツ選手権 LoL部門 1回戦突破
「しずおか高校生探究学習発表大会」で
準グランプリを受賞しました。

2023年2月に常葉大学経営学部主催の「第1回しずおか高校生探究学習発表大会」で発表し、準グランプリ(浜松いわた信用金庫賞)を受賞しました。私たちが発表したのは、「いつ・どこで野生動物は事故に遭うか? ~意外と多い野生動物の交通事故~」というテーマです。壇上に立った時に緊張しないよう、何度も練習を重ねて自信をつけて本番に臨みました。大会ではグランプリを取れず悔しく感じましたが、他の学校の生徒の発表を聞き、意見交換をしたりアドバイスをもらったり、有意義な時間にすることができました。大きな壁があってもあきらめず、コツコツと努力する力が身についたと思います。

渋谷 美澪
(浜松学芸中出身)

■先輩の声 vol.1

藤代 大翔さん 静岡大学教育学部附属浜松中出身
  •  

仲間や先生と深く関わりながら、
興味のあるテーマを深く研究しています。

――浜松学芸高校の科学情報コースに入学した理由を教えてください。
進学する高校を決める際に、科学情報コースの紹介動画を見たことがきっかけです。他の高校では体験できないことがこのコースならできると思い、興味を持ちました。
――特に印象に残っている授業は何ですか?
2年次の探究活動が印象に残っています。興味を持ったことに対して、プログラミングを用いたり実験をしてデータを得たり、それぞれの生徒が独自の方法で研究を行いました。まわりを見ると、自分にはない発想をしている人も多く、とても勉強になりました。 僕が取り組んだのは、心拍数と睡眠の質を判断基準とした実験です。「スポーツをすることによって睡眠の質が高まる」という結果を出すことができました。研究の結果を、パワーポイントを使って大勢の人の前で発表したことも印象に残っています。
――今までの学びを通してどんな力が身についたと思いますか?
「相手に伝える能力」が身についたと思います。パワーポイントやポスターを使った発表の仕方や、情報の取捨選択の仕方、強調の仕方などを学び、「どうすれば相手に伝わるか」を考えながら表現できるようになりました。元々人前で話すことがあまり得意ではなかったのですが、多くの場数を踏んだことでむしろ楽しみになりました。相手に伝える力は社会に出てからも必要になると思います。
――科学情報コースの雰囲気や、コース全体の魅力を教えてください。
3年間をともに過ごす中で、仲間や先生方と親密な関係を築くことができ、第二の家族のような関わりを持てることが魅力です。それぞれの生徒が自分の個性を発揮し、それにつられて他の生徒も盛り上がるので、笑顔が止まることがありません。このように楽しく学習できると、勉強が苦痛ではなくなります。科学情報コースには多くの魅力があることを、日々の学びを通して感じるようになりました。
――卒業後の進路について、いま考えていることを教えてください。
「スポーツと睡眠の関わり」を研究した際に、スポーツの可能性や社会に与える影響を実感しました。大学ではスポーツ系の学部に進み、より多くの人がスポーツと関わるために何が必要かを研究してみたいと考えています。
――今後の高校生活で実現したいことや、卒業後の目標は何ですか?
1・2年次の授業で学んだことや、その中で得た力を活かし、自分がめざす姿をさらに模索していきたいです。また、社会に出てからも失敗を恐れず、いろんなことに挑戦していきたいと思います。