高校教育

探究創造科 地域創造 コース

01.地域創造/染色・1年のプロジェクト

注染染めを体験することで、
まちとの距離が近づきました。

浴衣メーカーの白井商事さんと協働し、オリジナルゆかたの配色を考えてグループごとにプレゼンをしました。この取り組みで特に工夫した点は、ターゲット層に合わせて配色を考えることです。グループになってお互いの配色を見合うことによって、アイデアが広がります。良い配色ができて実際に浴衣になった時は、言葉で表せないほどの感動がありました。 「注染染め」は浜松の伝統的な産業ですが、近年はゆかたを着る機会が減り、衰退している現状があります。そういう現状があるからこそ、魅力を発信していくことが大切だということを学びました。注染染めを体験することによって、自分の住むまちとの距離が一歩近づいたと思います。

鈴木 琉未菜
(浜松市立北浜東部中出身)

02.地域創造/森林公園・1年のプロジェクト

森林公園森の家のPRのため、
合宿して動画を制作しました。

森林プロジェクトとは、「静岡県立森林公園 森の家」を動画でPRするプロジェクトです。動画の構成や撮影ルートの決定、ダンスの振り付け、音源選びなどの準備を行った後、森の家で3日間の合宿を行ってPR動画を作り上げました。この取り組みで一番大事にしたことは、「全員でつくる」という姿勢を忘れないことです。個性豊かな仲間とお互いに助け合い、足りないところを補い合いながら、すべて自分たちの手で作り上げました。
この動画は、企業の方から依頼されて制作したものです。期待に応えるために、妥協せずに完成度の高いものをめざし続けました。また、さまざまなやり取りを通して地域の方とのつながりを深められたことをうれしく思います。

村松 佳奈
(掛川市立北中出身)

03.地域創造/浴衣DeNight・2年のプロジェクト

「浴衣De Night」という
盆踊りイベントを開催しました。

はままつフルーツパーク時之栖さんと協働して、「浴衣De Night」という創作盆踊りイベントを開催しました。選曲や振り付けを考えたり、集客のためにポスターを制作したりする際に意識したのは、メンバーで作業を分担して少しずつ良いものにすることです。プレゼンの練習も、話し方などをアドバイスし合いながら進めていきました。
このイベントは、注染染めを身近に感じてもらうための第一歩です。イベント当日は参加団体の方と交流を深め、来場された方たちと一緒に踊ったり話をしたりすることができました。参加者同士の「また会いたい」という思いが残り続けることが大切だと感じました。メンバーと全力を出し合って企画・運営をしてきたので、イベントが終わった時は泣けるくらい達成感がありました。

松本 杏
(浜松市立東部中出身)

04.地域創造/学校紹介・3年のプロジェクト

コースの紹介動画を制作し、
コンテストで1位を受賞しました。

地域創造コースのクラス全員で、コースの紹介動画を制作しました。私たちが特に意識したのは、地域創造コースの特徴であるプロジェクト型学習やクエストエデュケーションの内容が伝わるような構成を作り、撮影を行うことです。ターゲットである中学3年生にコースの魅力を感じてもらえるよう、中学生の立場になって考えました。「高校生動画コンテスト」に応募した結果、全国1位となる金賞を受賞でき、とてもうれしく思っています。
このプロジェクトで私はリーダーを務め、全員で力を合わせることの難しさを実感するとともに、それをやり遂げた時のやりがいと面白さを感じました。取り組みを通して、周囲をよく観察しあらゆることに気を配る力が身についたと思います。

宮司 莉来
(浜松市立西部中出身)

01.地域創造/科学情報・共同プロジェクト

「木をもっと身近に」をテーマに、
学校のノベルティを企画しました。

私が力を入れたプロジェクトは、「林業プロジェクト」です。「木をもっと身近に」をテーマに5~7人のデザインチームを組んで、浜松学芸学校のノベルティを企画しプレゼンしました。永田木材さんから話を聞いたり自分たちでいろんなことを調べたりする中で、日本の森林や林業の現状を理解することができ、ノベルティ案を考える際の参考になりました。
また、プレゼン構築の際に意識したのは、ターゲットを明確にし、「なぜ提案するのか」を深く考えることです。話し合いを重ねる中で、自分たちが考えたものがどんどん出来上がっていくことに手応えを感じました。このプロジェクトを通して創造力やコミュニケーション能力が身につき、自分たちのやるべきことを進める責任感が高まりました。

鈴木 成海
(浜松市立北星中出身)

これまでの実績紹介

【2023年度 活動内容】
  • ・第8回全国高校生 SBP 交流フェア 全国2位三重県知事賞
    (青森中央高校との合同チーム)
  • ・観光甲子園 2023 空飛ぶクルマ部門決勝進出 入賞
  • ・福山大学主催 第18回高校生 CMコンテスト 2023 映像部門 第1位金賞
  • ・第2回高校生動画コンテスト 第1位金賞
  • ・浜松いわた信用金庫ビジネスマッチングフェア出展
  • ・フルーツパーク会場にて 創作盆踊りイベント 「浴衣 DeNight」実施
  • ・浜名湖パルパル 法多山・染め織りマーケットにて浴衣イベント実施
浜松市地方創生 SDGsコンテスト
高校生の部 優秀賞
おにぎりフェス in 浜松 2023
最多得票賞
常葉大学主催 第2回しずおか高校生
探究学習発表大会グランプリ
「地域創造のための高校生コンテスト」で
特別賞・中日新聞社賞を受賞しました。

「Bunri Creative Award 2023 地域創造のための高校生コンテスト」健康生活学部部門で、特別賞・中日新聞社賞を受賞しました。私たちが応募したのは、地元の食材を使った「浜松ぎゅっとどうまい丼」です。通常は廃棄されてしまう摘果みかんをジャムに加工し、それを使っててりやきチキンを作ってどんぶりにしました。
準備段階で努力したのは、試作を何度も繰り返し、先生方や外部の方に感想をいただきながら改善することです。思い通りにいかないこともたくさんあり苦労しましたが、みんなでたくさん話し合い、おそれずチャレンジすることで乗り越えました。この受賞を長期間の活動の締めくくりにすることができ、うれしく思っています。

竹山 聖莉愛
(浜松市立丸塚中出身)
「おにぎりフェスティバル」を開催し
グランプリを獲得しました。

「おにぎりフェスティバルin浜松」は、市内の6つの高校とホテルアセントさんが共同で企画・運営するイベントです。開催に向けてオンラインミーティングで企画を進め、意見を出し合いながら準備を進めました。開催当日まで主催者の方や他校の生徒と実際に会う機会がなかったため、オンライン上で自分たちの意見を的確に伝えることが課題になりました。協働する際は大変なこともたくさんありましたが、お互いの情が生まれ、地域の方とのつながりが深くなる喜びは、それ以上に大きなものでした。投票の結果、1位(グランプリ)を獲得することができてうれしさを感じたのと同時に、ずっと支えてくれた友人や先生方に感謝の気持ちを伝えたいと思いました。

川合 那奈
(浜松学芸中学出身)
「しずおか高校生探究学習発表会」で
グランプリを受賞しました。

私たちが取り組んだ「浴衣DeNight」は、はままつフルーツパーク時之栖さんと協働で行った盆踊りイベントです。幅広い年代の方が楽しめる創作盆踊りをテーマに、誰もが参加しやすい選曲や振り付けを行い、PRポスターの制作やスケジュール管理などの運営を行いました。
この取り組みを行う上で意識したのは、チーム一人ひとりの意見を認め合い、尊重することです。その結果チームの一体感が生まれ、課題を乗り越えることができました。また、常葉大学主催の「第2回 しずおか高校生探究学習発表会」でグランプリを受賞できたことをうれしく思います。私たちの活動を認めていただけたことに感動しました。

礒田 晄大
(浜松市立丸塚中出身)

■先輩の声 vol.1

吉田 翔祐さん 静岡大学 人文社会科学部 経済学科
  • ■2023年度卒業
  • 2024年4月に静岡大学人文社会科学部経済学科に進学。大学での学びを通し、地域に貢献できる人材になることをめざす。

地域の企業の方と関わりながら学べることが、
地域創造コースの魅力です。

――3年間を振り返り、地域創造コースはどんな魅力のあるコースだと思いますか?
クラスメイトとの関わりが深まるだけでなく、他学年の生徒や地域の企業の方とも協力しながら学べることが、地域創造コースの魅力だと思います。どのプログラムに取り組む際も、自分一人で考えるよりも班員と話し合って方針を決めていくことに力を入れました。
――3年間で特に力を入れたことを教えてください。それによってどんな力が身についたと思いますか?
私は人と話すことや意見を言うことがあまり得意ではなかったので、クラスメイトやプロジェクトに関わってくださる地域の方に、積極的に話しに行くようにしました。その結果、今では自分の意見をはっきり伝えることができるようになりました。
――大学受験に向けて苦労したことや、それを乗り越えるために意識したことを教えてください。
高3の夏に部活が終わってから本格的に受験勉強を始めたため、限られた期間に全教科の勉強をやり切るのがとても難しく感じました。そこで意識するようにしたのが、得意な教科や配点が高い教科を伸ばすことです。また、どのように勉強を進めていくべきなのか、先生からアドバイスをいただきながら勉強に取り組みました。
――高校時代を振り返って、特に思い出に残っていることを教えてください。
地域創造コースの学び以外で印象に残っているのは、部活動(卓球部)の団体戦で東海大会に出場したことです。私の学年の卓球部は人数が少なく、当初はあまり強くなかったですが、全員でがんばってなんとか東海大会に出場することができ、とてもうれしかったです。
――改めて、浜松学芸高校はどのような魅力があると思いますか?
学芸は生徒も先生もいろいろな個性の方がいて、生活していてとても楽しいです。先生方は親身になって生徒の相談に乗ってくださいます。また、学生証だけ持っていれば学食で買い物ができるので、とても助かりました。
――今後の目標を教えてください。高校時代に身につけた力を将来どのように発揮していきたいですか?
学業や部活動を通して努力を継続する力が身についたので、その力を活かして新しいことに挑戦していきたいです。私の進む大学には、地域の経済に関するゼミがあります。地域創造コースで学んだことを応用し、将来はどこに行ったとしてもその地域に貢献できるような人材になりたいと思っています。

■先輩の声 vol.2

寺井 直哉さん 高崎経済大学 経済学部
  • ■2023年度卒業
  • 2024年4月に高崎経済大学経済学部に入学。以前から興味を持っていた社会や経済についての知識を深めるために学業に力を注いでいる。

他の高校ではできない経験ができ、
社会的スキルを磨くことができました。

――地域創造コースでの3年間を振り返り、どんな感想を持っていますか?
地域創造コースの一番の魅力は、他の高校ではできない経験ができ、社会的スキルを磨けることです。地域の魅力を発信する方法やプレゼンテーションの技能を学ぶことができます。また、特に楽しさを感じたのが、1~3年生合同で文化祭のイベント企画を行ったことです。企画を通してコミュニケーション力を磨き、多視点での物事のとらえ方を学ぶことができました。
――高校3年間でどんな力が身につきましたか? 印象に残っているエピソードがあれば教えてください。
班活動のコミュニケーションを行う際に、意見の出し合いがうまくいかず、苦労したことがありました。その時に意識したのは、本音をぶつけ合って新たな意見を出し合って解決することです。議論する中では、自分の意見をすべて通すことはできません。そういう時に根本的な課題に立ち戻って意見を出していく、「スクラップアンドビルド」の考え方を身につけることができました。
――大学受験に向けて苦労したことや、それを乗り越えるために意識したことを教えてください。
授業をしっかり受け、苦手教科に時間を割くことを意識しましたが、勉強に取り組むだけでなくメンタルの維持も重要だと感じました。自分よりも先に受験が終わった人たちもいる中、モチベーションを下げないためには自分で自分を律することが必要です。私の場合は、共に一般受験をする仲間と話をしながら乗り越えました。
――高校時代を振り返って、特に思い出に残っていることを教えてください。
一番思い思い出に残っているのは文化祭です。特に、自分たちでイベントを行ったことが印象に残っています。1年生から3年生まで合同で早い時期から企画を組み上げ、「観る人を楽しませる」という目標のために一丸となって取り組みました。自分たちも楽しみながら創り上げることができ、当日の盛り上がりも実感できて大きな達成感がありました。
――改めて、浜松学芸高校はどのような魅力があると思いますか?
生徒と先生の距離が近く、気軽に相談できることが特にいいと思います。先生方は私たちの相談にしっかり答えてくださり、楽しむ時も全力でサポートしてくださいます。学芸のホームページに載っている特色や魅力は本当にその通りで、年代を超えてちゃんと魅力が受け継がれています。あとは、学食のおいしさもおすすめのポイントです!
――今後の目標を教えてください。高校時代に身につけた力を将来どのように発揮していきたいですか?
興味のある分野を突き詰めていきたいです。自分が小さい時から好きだった社会・経済のことをもっと知り、資格取得にも力を入れたいと思います。高校時代に身につけた「人をまとめる力」やプレゼンの能力を伸ばして、社会で活かせるような知識と技能を培っていきたいと思います。

■先輩の声 vol.3

渋谷 光太郎さん 浜松磐田信用金庫
  • ■2017年度卒業
  • 関西大学文学部卒業。
  • 浜松磐田信用金庫の窓口にてお客様のご相談に乗り、商品の提案・販売を担当しています。

地域のために行動した高校時代の経験が、
金融機関での仕事に活きています。

――学業面で、高校時代に特に力を入れたのはどのようなことですか?
学びにおいて苦手教科を克服するのは、もちろん大切なことですが、それだけでは気持ちがめげてしまいますし、モチベーションも上がりません。私は、得意教科や好きな教科を学ぶことも同様に大切だと思っていたので、それなりに時間をとって勉強していました。学びとは本来自らの興味、探究心が原動力となるべきです。高校卒業後は自分の選んだ大学、学部に行くわけですから、苦手教科の勉強を嫌々するよりも、好きなことを学ぶことの方が大切だと感じました。
――高校生活全体を振り返って、思い出に残っていることを教えてください。
探究活動で取り組んだ、「天浜線勝手に応援団」(社会科学部地域調査班)の活動が一番印象に残っています。ゼロから自分たちで天浜線沿線を盛り上げる方法について意見を出し合い、そのアイデアが形になっていった達成感は二度と味わえないと思います。今でも後輩たちによって活動が引き継がれていることもうれしく思います。
――卒業生の方の目から見た浜松学芸高校の魅力をご紹介ください。
自分自身が成長できる環境があることが、一番の魅力だと思っています。勉強に関しては教科ごとに専門の先生が分かりやすく丁寧に教えてくれますし、学びの楽しさ自体も教えてくれます。部活動や探究活動に関しては、種類が豊富で設備も充実しています。「得意なことなんてない」「興味あることなんてない」と思っている子にも必ず惹かれる活動があります。各活動で何を学ぶかは人それぞれですが、高校時代の体験が必ずや自分の将来を豊かにすると思います。
――現在のお仕事の内容を教えてください。
また、どのようなやりがい、手応えを感じていますか?
地域の金融機関で、本業である預金、融資はもちろんのこと、保険や投資信託にいたるまでさまざまな商品を提案する仕事をしています。お客様のお悩み、ご意向に対して適切な提案をし、お客様に喜んでいただくことが一番のやりがいです。
――高校時代に学んだことが、現在の仕事にどのような形で役立っていますか?
地域調査班の経験が一番役立っています。地域のために行動するという点で今の仕事とも共通するからです。高校時代に「地域に資する人間になりたい」という思いが醸成されたことにより、大学で一度浜松を出ても、また地元に戻ってきたいと思いましたし、地域のお客様を相手にした今の仕事に真摯に向き合えていると思います。

■先輩の声 vol.4

セライヤ 桜さん 玉川大学 観光学部 観光学科
  • ■2022年度卒業
  • 全国の地域課題を解決できる人材をめざし、2023年4月から玉川大学観光学部観光学科で学んでいる。

普通の学生生活では経験できないことを、
たくさん経験することができました。

――高校3年間を振り返って教えてください。地域創造コースの学びはどんな魅力があると思いますか?
座学だけでなく、実践を前提とした学びがあることが魅力だと思います。与えられた課題に自力で取り組んだり、仲間と一緒に課題を見つけて解決に導いたりと、普通の学生生活では経験できないようなことが多く、本当に楽しい3年間でした。
――3年間で特に力を入れたことを教えてください。また、どんな力が身についたと思いますか?
1年次の「プロジェクト型学習」や2年次のフィールドワークなどを通して、仲間たちと何度も話し合いを重ね、地域の課題解決に取り組みました。その経験を通して、地域の課題を自力で見つけ解決する力が身につきました。
――高校生活全体を振り返って、特に思い出に残っていることを教えてください。
2年次に取り組んだ「観光甲子園2021」は、忘れられない思い出です。夏休みにみんなで一日中学校にこもって観光プランを練り、何度も地域の方とのフィールドワークを行いました。準グランプリという成果を挙げることができ、とてもうれしく思いました。
――改めて、浜松学芸高校はどのような魅力のある学校だと思いますか?
学芸の先生方は、生徒一人ひとりの進路実現のために全力で取り組んでくれます。放課後に面接の練習に付き合ってくれたり、志願書を何度も添削してくれたりして、とても心強く感じました。また、生徒同士で面接対策をする場面もあり、みんなで支え合って受験に臨みました。
――今後の目標を教えてください。高校時代に身につけた力を将来どのように発揮していきたいですか?
浜松だけでなく、日本中の地域課題を見つけ、解決に導く力を伸ばしていきたいと思います。高校生活で得た「表現力」や「課題に取り組む力」を応用し、将来は日本や世界に住む人々に日本のさまざまな地域の魅力を伝えらえる旅行コーディネーターになりたいと思います。

■先輩の声 vol.5

松本 麗加さん 北九州市立大学 地域創生学群 地域創生学類
  • ■2022年度卒業
  • 2023年4月より、北九州市立大学地域創生学群地域創生学類で学ぶ。

座学だけでは得られない、
実践的な力が身につきました。

――高校3年間を振り返って教えてください。地域創造コースの学びはどんな魅力があると思いますか?
基礎的な学びに加え、普通の高校生が体験できないようなプロジェクトを体験できます。その中で、仲間や企業の方との対話の仕方や、物事の多面的な見方を学ぶことができました。仲間と協力して一つのことを達成する楽しさを知った3年間です。座学だけでは得られない実践的な力が身につきました。
――3年間で特に力を入れたことを教えてください。また、どんな力が身についたと思いますか?
私は元々、人と協力して何かを行うことが苦手で、「自分でやった方が早いし上手くいく」という考えでした。しかし、数多くのプロジェクトを実行していくうちに、「仲間意識が芽生える喜び」や、「自分だけでは思い浮かばないようなアイデアが生まれる手応え」を知りました。プロジェクトを行う中で意識したのは、できるだけメンバー全員が活躍できるような取り組み方です。仲間と協力し、分担し合うことの良さを知ることができました。
――高校生活全体を振り返って、特に思い出に残っていることを教えてください。
一番思い出に残っているのは、探究活動ミュージカル(演劇)での最終公演です。クラス展や人間関係改善委員会での活動が忙しい中、準備は大変でしたが、今までで一番のものになったと思います。メンバーに恵まれ、仲間と分担・協力するスキルを身につけたことが成功につながったと思います。同級生や後輩たちが進んで協力を申し出てくれたことが何よりうれしく、全員で舞台を作り上げる喜びを感じました。
――改めて、浜松学芸高校はどのような魅力のある学校だと思いますか?
学芸の一番の魅力は、人と人との距離が近く、先生とも気軽に話せることだと思います。つらいことがある時や困ったときはもちろん、ちょっとした相談も聞いてくれるやさしくて人当たりのいい先生が多く、毎日学校に来るのを楽しく感じていました。生徒も「楽しいことが大好き!」という気持ちを前面に出す人が多く、行事はとにかく盛り上がりました。
――今後の目標を教えてください。また、高校時代に得た力を将来どのように発揮していきたいですか?
中高6年間を学芸で過ごす中で、自分の得意なことや苦手なことを知ることができました。この先も、この学校で出会えたような良い仲間と出会い、お互いに支え合いながらさまざまなことに挑戦し、成長していきたいと思います。将来は、人を楽しませることができる職業に就きたいと思います。