高校教育

※詳細は各コースの画面をクリックしてください。

学びの環境を整え、一人ひとりを未来に導く。

学芸ゼミ

目的に合った講座を選び、
知識を深めよう!

夏休みや冬休みなど長期休みの際に開講されるのが、特別講座「学芸ゼミ」です。いわゆる強制的な補習ではなく、生徒が主体的に選択して受講します。中でも夏期ゼミでは、生徒の関心が高い講座や、進路対策を目的とした講座・教養講座など、100以上のプログラムを用意しています。得意教科の知識をさらに深めたり、苦手な科目の克服に挑戦したり、幅広い教養を身につけたりします。(受講料原則無料)

開講ゼミ 例
  • 挑戦!難関大 記述現代文
  • 入試最終チェック!「古典文法」総ざらえ
  • 20世紀の世界史
  • 時事問題に強くなろう!
  • 数学IAの入試問題を解いてみよう
  • マーク式数学マル秘テクニック
  • 「数列」を集中的に演習しよう
  • 考察力重視の生物演習
  • 物理の発想法(熱・波動)
  • ハイレベル総合英語
  • 英検2級面接
  • 医学部・看護学部対策英語
  • 地図作りに挑戦!
  • Let's Cook!
  • 自己推薦書・志望理由書の書き方 ABC
  • 3日間で完成させるポートフォリオ
特進コース進学希望者 特別講座(国語)

特進コースへの進学を希望している中学3年生向けのゼミです。高1レベルの現代文の読解にチャレンジしたり、高校で習う古典分野の先取り学習を行います。普段高校の授業を担当している教員が、日ごろの授業での取り組みを紹介するなど、高校での学びを具体的にイメージできる講座となっています。

おすすめポイント

受講する皆さんにはぜひ、高校の学びに対する前向きなイメージを持ってほしいです。国語は「勉強の仕方がわからない」という声があがりやすい科目なので、どのようなことを学び、どのような力をつけていくべきか、今後の学びの方向性を得てほしいと思います。高校の学びへの期待感が湧き、「頑張ろう!」という気持ちが抱けるような講座をめざしています。

河守 朱美
レベル別 場合の数・確率

高校1年生 数学Aで取り扱う「場合の数・確率」を、基礎レベルと標準レベルの2つのレベルで開講します。基礎レベルでは、計算方法を確認するだけでなく、計算ミスを減らしたり計算スピードを上げたりするための工夫まで学びます。標準レベルでは、問題文の読み取りや状況整理の方法を重点的に確認します。レベルが上がるにつれて問題文(問題の状況)が複雑になります。問題文から素早く必要な情報を読み取ることに重きを置いて演習を重ねます。

おすすめポイント

高校数学の中では比較的、身近に感じる単元です。この単元をきっかけに、数学の授業で学ぶ論理的思考が日常生活に役立つものであることを実感してほしいと思います。

岸 あゆみ
物理が苦手な理系志望者のための論理基礎

高校の物理では、ある現象の性質を知る(定性的理解)だけでなく、同じ現象の大きさや強さを計算し、何が、いつ起きるかを予測する(定量的理解)ということについて考えます。これはとても興味深くワクワクすることなのですが、残念ながら基本となる計算の組み立て方やグラフの読み取り方でつまずいてしまい、そこまでたどり着けない人も見られます。このゼミでは、そんな皆さんに論理の修行の場を提供します。
どんなに簡単に見える式でも、「どうしてその式を書いたのか」「なぜその式を変形するのか」という、“気持ち”の部分までしっかりとらえて理解するのは、なかなか難しいものです。このゼミでは、その“気持ち”の部分をちゃんと言葉にして、一切のごまかしなく皆さんに伝えていきます。

おすすめポイント

中学校で学んだ方程式や不等式、関数やグラフの読み取りなどを、その意味や“気持ち”をきちんと理解しながら復習し、自分の手足のように使いこなせるようになることを目指します。物理の現象を表すために、数学という言葉をあやつる感覚を身につけてほしいと思います。

村上 拓
挑戦! 英語読解チャレンジ講座

英字新聞や大学入試問題などのさまざまなジャンルの教材を使用し、読み応えのあるたくさんの英文に触れながら英文読解力の向上を目指すゼミです。授業では、正解不正解の確認に終始せず、文章読解を通して感じたことや気づいたことを他者と共有する時間を大切にします。
英語学習は単なる言語習得にとどまらず、異なる文化や価値観への理解を深める手段でもあります。良質な英文に触れることで教養を身につけ、世界中の人々の多様な価値観や考え方との出逢いを楽しみ、味わってほしいと思っています。

おすすめポイント

正確な読解力を身につけ、確実に正答にたどり着く能力はもちろん大切です。しかし、マルがもらえればそれでOKというわけではありません。文章を通して、「自分自身の気づきを得ること」や「自分自身の考えを持つこと」が大切だと考えています。

杉浦 貴哉
世界史論述対策

難関大学の入試で出題されることが多い論述問題に取り組み、その書き方を学びます。単に歴史語句を暗記するのではなく、論理的に知識を整理し、理解できるように解説していきます。

おすすめポイント

難関大学で出題される文字数の多い大論述でも、基礎知識の理解がされていれば十分対応可能であることを知ってほしいと思います。

鈴木 健一朗
英語を使って〇〇に挑戦しよう

英語を使ってさまざまな活動にチャレンジするゼミです。英語科の目標である“Learn and Practice”を念頭に置き、まずは話して使う、書いてみるなどのチャレンジに重きをおいています。また、それに挑戦するためのルールを学ぶことにも同時に力を入れています。

おすすめポイント

英語は言葉なので、実際に習ったことを使って相手に伝わって初めて言葉を使う楽しさが感じられると思います。完璧な英語をめざすのではなく、まずは相手の意図を汲み取ったり、相手に伝わることに対して“楽しい”“もっと伝えたい”という気持ちを持ってもらえたら嬉しいです。

小原 あづみ

学びの3本柱

授業での学び

日々の授業は、課題を乗り越える体験の場でもあり、将来の生き方を考える進路教育の場でもあります。その重要性をふまえて本校の教員が取り組んでいるのが、「I-Labo」という教育研修です。教員自身が学び続ける姿勢を持ち、授業の質を高めるための研修を継続して行っています。その集大成として教科ごとに「目指す授業像」を定めています。

教師との対話

生徒の成長を支える上で大きな役割を果たすのが、愛語「あたたかく心のこもった語りかけ」を重視したきめ細かい対話です。放課後や休み時間などを使って、勉強に関する質問や進路の悩みに応えています。また、担任教師は個別面談を丁寧に行い、学習の振り返りや今後に向けたアドバイスを行っていることも、大きな特徴です。

自然科学/メディカル
探究活動

木曜日7時間目を中心に行う探究活動は、各自のテーマを深く掘り下げ、個性を育む時間です。5つの分野(人文科学・社会科学・自然科学・芸術・生活)の中の「人文科学」では、文化、歴史、言語、哲学などの領域で教養を身につけるための取り組みを行っています。「自然科学」のメディカルでは、医療や防災に興味のある生徒が、関連分野を調べたり、啓蒙活動のためのワークショップの開発をしたりするほか、医療関係者の方にご来校いただき、講演会なども行っています。生徒が主役となって課題を見つけ、解決のために主体的に行動することが探究活動の醍醐味です。自らの志望進路に直結する活動をする者も多く、高校時代の心に響く活動となっています。

各コースの探究的な学び

浜松学芸高校では6つのコースの特性を活かし、探究的な学びを実践しています。

普通科
特進コース

特進演習(GATE)は、自立した学習者としての力を育むための学びの時間です。1年次には、課題の見つけ方や情報の集め方など、探究学習を進めるために必要となる基礎的なスキルを身につけます。2年次からは、自分の興味・関心に基づいてテーマを設定して個人探究に取り組み、レポートの作成と発表まで行います。このプロセスを通じて、自分自身の適性を理解し、主体的に学ぶ姿勢を養いながら、「思考力」「判断力」「表現力」を高めていきます。

探究創造科
地域創造コース

地域密着型の活動によりさまざまな人たちと協働し、将来の地域を創造する人材を育成します。また、プロジェクト型学習を通して「1つではない答え」を導き出し、課題解決力や実行力を育成することも特長です。これらの取り組みによって学力と探究的な学びの両輪をバランスよく構成し、新しい時代の「学ぶ力」を育成します。

探究創造科
科学情報コース

「サイエンス」「プログラミング」「エンジニアリング」など従来の教科の枠にとらわれない深い教育を実践。好奇心を源泉とした活動に一人ひとりの創意工夫を掛け合わせ、多様なジェネリックスキルを育成します。自分の興味関心を追究できる環境でオンリーワンの想像力を養います。

芸術科
音楽コース

本気で音楽に打ち込む経験は、人間的な成長にもつながります。今の自分に何が足りないのか。また、それを補うためにはどんな練習をすればいいのか。自分自身で課題を見つけ、解決のために工夫を重ねます。ひとつのことを継続して学び、忍耐力やコミュニケーション力を磨いた経験は、将来どのような仕事をする上でも役立ちます。

芸術科
美術コース

3年間を通じて身につけた創作能力を、学内や地域と連携したプロジェクト、各種団体と協働した課外活動の場で発揮します。将来を見据えた多様な学びを通して主体性を育み、社会や人とつながる実践経験を深めます。また「美書タイムVision」では、学びの幅と奥行きを広げていきます。

芸術科
書道コース

書の美しさとは何かを探ります。筆の接触から離脱まで、一画一画をどのように書くのか、また、一枚の作品にどのような世界をつくり上げるのかを考えて書くことを実践していきます。好きなことを深く追求しながら対話的で深い学びに導きます。また「美書タイムVision」では、学びの幅と奥行きを広げていきます。

学習環境

C-learning や Online 環境の活用

本校は校舎内でWi-Fiを使用できる環境を整えています。また、2020年度から導入されたのが、「C-learning」というクラウドサービスです。運用方法は教科によって異なりますが、小テストやドリル、レポート提出など幅広い目的で活用されています。本校は今後も、学習環境の充実化を進めていく予定です。

クリエイティブ・ラボ

可動式の机・椅子を備えたクリエイティブ・ラボは、従来形式の授業や少人数のグループワークなど、学習スタイルに応じてレイアウトを変更できます。また、生徒がPCやスマートフォン、タブレットを持参し、ディスカッションやプレゼンテーションの場としても利用できるよう、プロジェクターや無線LANへの接続も可能です。生徒の探究型学習に最適な学習環境を提供します。

一日のスケジュール